賃貸の市場は今、空室のあるマンションが増えて、ただ建てるだけでは入らない時代。
建てる前に市場マーケティングリサーチをしてターゲットを絞り込んだ企画が必要になります。
私どもはマンションを提案する際に【誰に住んでもらってどんな生活をしてもらいたいか】という絞り込みとコンセプトの明確化を常に考えていて、この絞り込みがとても大事になります。
絞り込む怖さより絞り込まない怖さの方がアパート経営には考えなくてはいけないリスクとなり大切なポイントになっているのです。

「音楽マンション」にはどんな人が住むか

この絞り込みを【音楽マンション】と言うテーマで考えてみましょう。
音楽マンションに住む人はどういう人たちなのでしょうか。
一般的には「音楽マンション」というと、女性の音大生が夜中までピアノを弾くようなマンションを思い浮かべがちです。
しかし私どもの考える【音楽マンション】に住む人々は、音大生では無く社会に出て大人になり、お金にも自分の時間にも余裕が持てる人たち。学生時代に出逢った楽器をもう一度手にして音楽を楽しんでみたいと言う年齢層をターゲットにしています。
簡単にイメージをすると、趣味で音楽教室に行くように、音楽の好きな同じ趣味を持つ方々に楽しくマンションライフを楽しんで頂こうという企画です。

今現在、音楽家を目指してプロになる方は1%未満だと言われています。
では残りの99%の方はもう音楽の良さ、楽しむ事自体をあきらめるのでしょうか？
自分の好きな楽器を部屋に置き好きな時間に好きなだけ奏でてみたいという強いニーズが、やはりそこにはあるのではないかと思います。
自分の部屋で楽器を奏でられるマンションがあまりにも少なく、楽器を弾きたい時に弾けるという快感をもつ【音楽マンション】は非常にニーズが高まっているのです。

またもう一方で音楽マンションの入居者には音楽を奏でるということだけではなくオーディオを楽しみたい、シアター【映画鑑賞】を楽しみたという方たちもいて、この【音楽マンション】に対する期待は高まっています。

音楽好きの人のニーズを満たす

では実際に音楽マンションに住みたいと思っている人、通常のマンションに住みながら楽器を奏でたいと思う人たちはどのような生活をしているのでしょうか？

現在音楽マンションに住む入居者が語っていますが、入居前は、会社から自宅に帰り楽器を手にして近所のカラオケボックスに行き2時間位練習をしてまた自宅に帰っていて、これはかなりのストレスが溜まったといいます。
楽器が好きな方は家に帰った途端楽器に触れたい・弾きたいという思いになるようです。
またオーディオの好きな方やシアターの好きな方は、隣に住む方や上下階に住む方に気を使って、大音量を楽しむことができないというのが現状です。

このようなニーズを持った、ある程度家賃が払える方たちに対して【音楽マンション】は必要とされているのです。

家賃を割高に設定でき、投資金額も短期で回収

現在東京の北区を中心に、お陰様で東京エリアでは200世帯以上の音楽マンションを供給させていただいております。
これからは横濱・名古屋と需要はのびていくものと思われます。
実績を持つ東京の【音楽マンション】は、いつでも見学して頂くことが可能ですので、お声をかけていただければご案内いたします。

実際の工事費用に関しては、音楽マンション仕様にするには通常のマンション仕様から1室プラス50万円程度の工事費用アップになります。
しかし、キャッシュフロー上で一番大切となる家賃収入は、通常のマンションより10%～15%上乗せすることができますので、事業計画としてはかなり期待ができる数字を見込めます。音楽マンションにするための投資金額は、４～５年で回収できるものと思います。

入居者の気持ちを汲んで反映しなければ空室はなくならない

今までの賃貸マンションはオーナーが儲かる、もしくは建築会社が建てやすいといった商品で、20年経って空室に悩まされています。
商売の原点である、「お金を払っていただく方の気持ちを汲んで商品に反映する」ということは、不動産投資でも当たり前のことになっています。
誰がお金（家賃）を払ってくれるのでしょうか？
それはマンションに住んでいただく入居者に他なりません。
その人たちのニーズやウォンツを考えずに、ただオーナーが儲かるものだけ、建築会社が建てやすいものだけ建てていても、マンションは埋まらないのが現況です。

私共は常に【入居者目線の賃貸マンション経営】ということをキーワードに、入居者に対するアンケートもしくは食事会・バーベキューなどを通して今の入居者のニーズを汲み上げています。
その中から生まれた【音楽マンション】は、将来の賃貸経営に対する空室対策の次の一手となる商品です。

新賃貸の預言者　石川龍明