税金対策に必要なのは「何もしないこと」

私が常日頃お話しているのは、「税金対策はやらないのがいちばん」ということ。
じつは普通に払うのが一番安上がりなのが税金です。
それはなぜか。
対策すると、必ずリスクを背負い込む、ひいては、心配事で体に害がでてくる。やらないのが一番安上がりと言っているんです。

あと、やたらと勉強する人がいますが、あまり勉強しないほうがいいんです。勉強すればするほど、臆病になるから。
ベースに勇気と根性がないのに知識を上積みだけしてはだめで、崩れてきてしまいます。

損得とアパート経営は別物

アパート経営は、損得で始めるとダメ。節税で始める人は最悪です。節税とアパート経営は別物ですから。
アパート経営は、好きじゃないとできないものだと思いますし、それは借りる人の気持ちがわかるということでもあります。
今住んでいるところの大家さんは、「大家の鏡」のような方で、建物の手入れがすごく行き届いていて感動するんですが、貸す方が大事にしていると、住み手も大事に使おうという気持ちになりますね。

税金対策を自分の財産を守ろうという気持ちで始めるとダメです。
資産も、たまたま自分の名義だけど利用させてもらおうという気持ちぐらいでないといけないですね。
とにかく、アパート経営も、好きでないとうまくいきません。まあ商売はみんなそうだけれど。

マイナンバー制度について

私はマイナンバー制度は大反対。萎縮するだけで、経済的な効果はないと思っているんです。
まず、罰則が厳しすぎる。情報漏洩の罰則は為政者の責任逃れです。それと、日本人はコントロールしなくてもやっていける、真面目な国民性だから。

正直言って、私は管理するのも管理されるのも嫌い。できることならマイナンバー制度から遠く離れたところで“はぐれ鳥”として生きていたい、お願いだからほっといてくれというのが本音ですね。