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スペシャルインタビュー降矢等

専門性の高い仕事だからこそ、個人のお客様のお役に立ちたい

20代後半まではサラリーマンとして働いていましたが、もっと専門性をもった職種でお客様に直接関わりたいという思いから、不動産鑑定の仕事を志して、25年ほどになります。
仕事でいちばん大事だと思っているのは、お客様に喜ばれること。専門家になった以上、お金儲けでなく、お客様に喜んでいただけることを考えた仕事をしたいと考えています。

「不動産鑑定士」というのは、一般の方々になかなか浸透していなくて、土地の評価しかやらないとか、個人の仕事は請けないとかいうイメージを持たれている方が多くいらっしゃいます。
土地活用にしても相続にしても、どこに相談していいのか分からないし、自分で調べる時間もない。そういった方に、我々がもっとお力になれるのではないかと思っています。
そのために、個人のお客様にもっと存在を知っていただき、距離を縮めていくことが課題ですね。

人任せにせず、活かすことを考えていく

賃貸経営というのは、奥の深いテーマです。
最初のうちは良かったとしても、収支と融資の関係がうまくいかなくて、返していけなくなることが多い。
そういうところのキャッシュフローをみると、無駄な出資はあるし、努力しないから空きが出てきて、稼働率が下がるといきなり赤になるという状態。将来を見越した積み立てなどの備えも考えていないんです。

建てた当時の営業担当者は数年で変わってしまって、相談先もわからず、オーナーは「浦島太郎」のような状態になってしまっている。もう少し、プロの姿勢をもたないといけないですね。
専門家のアドバイスで少し収支改善すれば、何とか手離さないで済むはず。すぐに売ろうと思わずに、あきらめないで活かすことを考えていくのが大事です。