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「プリマ」マーケティング担当者インタビュー【BRANCH AVENUE(ブランチアベニュー) 武田拡義氏】

ビジネス・プライベートの考え方

DSC_3002ビジネスは自分にとって、貢献だと考えています。
最近になって思うのは、「如何にお客さまの役に立つか?」ということ。
売上の大きさというのは、喜んで頂けたお客さまの数、もしくはお客さまに喜んで頂けた感謝の深さと比例するもの。お客さまの感謝が売上になり、自分の報酬になるのは、とっても健全であり、幸せなことだと思います。
今後、この世界観をもっともっと拡げていきたいと考えています。

起業を目指していた20代当時から約30年、ようやくこの境地にたどりつくことができました。嬉しいことに当時の僕の年代になった息子が、将来会社経営をやりたいと言ってくれています。
お客さまの感謝が売上になり、自分の報酬になるというビジネス(商売)の本質を息子に伝えることができ、とても幸せに感じています。

プライベートはというと、よいのかよくないのか、自分でビジネスを起ち上げてからは、ビジネスとプライベートの垣根がなくなってしまいました(笑)
休日などほとんどないのですが、やりたいことをビジネスにしていますので、ストレスなどなく毎日仕事をしています。
先に延べたようにお客さまに喜んで頂くことでビジネスが成り立つのは幸せですし、それをビジネスパートナーや仲間ともにチャレンジしていくのはとても楽しいことです。
個人的にはスペインが大好きでして、将来的にはスペインに、好きな時に好きなだけ行けるようになりたいと思っています。それに絡んだ仕事ができたら最高かなと。そういう意味ではビジネス=プライベートですかね(笑)

プリマのリーシングをなぜ手掛けるようになったのか

DSC_2993僕はもとより賃貸オーナーで、自分自身の運営物件を安定的に入居促進したいということがきっかけでした。
数年前に初めて自分の新築物件を建てた時には、すでに賃貸業界も少子高齢化の時代背景のもと、供給過剰であり、先行きの安定経営を思うと建築企画を熟慮する必要があると考えていました。そこで、プリマほどの素敵な物件ではないのですが、近隣物件との差別化を図るために、女性ターゲットにした南欧風の外観のアパートを建てたのです。
しかしながら、従来の賃貸仲介の仕組(賃貸仲介サイトや仲介店鋪)においては、いかに物件を差別化しようとも、なかなかそのよさが伝わらないというジレンマを感じていました。
時代はインターネットと言いながら、賃貸仲介サイトの膨大な物件数の中に埋もれてしまいがちだったのです。

それであれば、自分でなんとかしようと自己物件のホームページ制作から始まり、試行錯誤しながら、2013年10月にブランチアベニューという賃貸物件のポータルサイトを起ち上げました。

プリマとの出会い

プリマに出会ったのは、石川さんとの出会いがきっかけでした。
石川さんは、従来の賃貸業界が陥りがちであった「住まい手」に目を向けない「作り手目線」に対して、これからの賃貸経営は「住まい手目線」が大事だと提唱されていて、そのことにとても感銘を受けました。そして石川さんの紹介するプリマに出会ったのです。
初めて実物のプリマを見て室内に入った時は、とても素敵な物件だと感動しました。男の僕ですら、ずっと居たいと思ったほどです(笑)
このプリマなら、賃貸オーナーさまも入居者さまも共に喜んで頂ける物件だ!と思い、名古屋東海地区に拡げていきたいなと考えたのです。
そんな経緯やきっかけがあって、僕の運営する賃貸物件ポータルサイト「ブランチアベニュー」で、大々的にプリマのリーシングを手掛けさせていただくことになりました。

プリマの魅力とは?

プリマの魅力は何と言っても、賃貸物件としては他にはない外観と内装です。
外国を感じさせる外観もさることながら、室内も魅力的で、お部屋をご案内させていただいた女性のお客さまは、室内に入るとほぼ全員の方が「可愛い〜」と声をあげます。

それから、ロフトのほどよい高さもよいと思います。
立とうとすると中腰になってしまう高さなのですが、ロフトの床やベッドに腰掛けると、ほどよい高さが何かに包まれているようで、とても心地がいいんです。

次の一手として考えていること

DSC_3013自分自身も含め、今後の賃貸業界での経営は、ますます厳しくなると思います。
ただでさえ、満室という売上の上限が限られた中で、築年数を経るとともに家賃は下がり、売上の上限はさらに下がっていきます。また、供給過剰の市場では、手っ取り早く空室を埋めようとすると家賃を下げることを求められます。
そんな中、勝ち組と負け組がさらに明確になってくると見ています。
勝ち組も、できるだけ修繕コストを掛けずにぎりぎりまで家賃を下げる低価格戦略と、プリマのようにオンリーワン物件で高価格帯を維持していく戦略に2極化していくと思います。僕としては、オンリーワン物件で賃貸オーナーさま、入居者さまが共に喜んで頂けるようにサポートしていきたいと考えています。

また、プリマは新築なので、中古の案件には対応していません。そこで既存物件で空室を抱えて悩んでいる賃貸オーナーさまの物件を、オンリーワン物件にリーズナブルに変身させ高価格安定物件にできる企画を進行中です。
その手段のメインはリノベーションなのですが、プリマグランデ安城に始まったサロン型賃貸などのように、従来型で住居としてお貸しするのではなく、エリアや時代のニーズに合わせてもっともっとダイナミックに用途を変更してお貸しするというバリエーションも研究中です。

テーマ【新賃貸】に向けて

賃貸市場というのは、「相続対策」「土地活用」の名のもと、長らく「作り手目線」での物件供給を続けてきたと思います。
これといった特長のない横並びの物件は、「建てれば入る」時代はよかったと思うのですが、少子高齢化や景気動向の変化により時代は大きく変わり、新築物件でさえ、満室までに月日を要する時代となりました。

また、入居者の皆さまのライフスタイルや価値観も変わってきて、賃貸といえども、住居に対するニーズは変わってきていると思います。
例えば、シェアハウスやフェイスブックに代表される「つながり感」、一国一城を構えるというより、その世代や家族構成によって住む家の大きさを変えたり、「定住」より「移住」を選択するという考え方、「個性」を大事に自分の好きな人と好きな場所で好きなものに囲まれて暮らしたいという価値観などです。

賃貸市場は何が変わらなくてはいけないのか

これからの時代、真のお客さまである入居者さまに喜んで長く住んでいただくという、まさに「住まい手目線」の物件作りやサービスの提供が必要であり、これこそ、賃貸業界の健全化、賃貸オーナーの繁栄をもたらすものだと考えています。

ただ、現在の賃貸業界を見ていると従来の「作り手目線」に代表される既成概念を変えるのは容易ではないことがうかがえます。
そこには従来の既成概念に捕らわれずに、業界をよくしよう、賃貸オーナーさまや入居者さまによくなってもらおうという志を持った新たなプレーヤーの登場が必要です。石川さんをはじめとする僕たち仲間が、その役割を担っていきたいと考えています。

そして、もうひとつ大事なことがあります。
それは僕たちだけでなく、賃貸オーナー様も変わる必要があるということです。
従来の不動産賃貸関係会社に任せきりにするのではなく、賃貸経営者としてお客様である入居者様の幸せや喜びを想い、そのためには自らが学び実践する姿勢を持っていただくことです。
そんな賃貸オーナーさまには、石川さんをはじめとする僕たち仲間は最大限のバックアップをさせていただき、必ずや成果をもたらすことができると考えています。

【新賃貸】とても楽しみですね。
今日はありがとうございました。

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