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海賊ドラゴンがくれた秘密の巻物と48のキーワード002 (成功大家になるための海図と羅針盤)

 

海賊ドラゴンがくれた秘密の巻物と48のキーワード002 (成功大家になるための海図と羅針盤)

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その夜はじめて成功大家さんの先祖パウロと会話らしい会話をリュウメイはするのだった

成功大家さんの先祖パウロは話し出す。

「このあいだは、どこまで話したかな」

 

「確かパウロが賃貸経営という海原に船(アパートメント)
を漕ぎ出す時に何も考えず
何も用意せず船出したというところまでだったかな」

 

「そうだったね。

ときに、リュウメイは賃貸経営に特化したコンサルタントを

やってどのくらいになるのかな?」

 

いつも一方的に話続けた後に

消えてしまうパウロが今日はリュウメイに質問した。

「会社に勤めていた最後の10年と独立してからの12年だから

もう22年くらいやっているかな」

 

「そうなんだね。
この話を誰に委ねようか
いろいろな人を探してきたが

 

ちゃんと時を重ねてきた経験値のある
リュウメイに話したほうが良さそうだね」

 

少しつらそうな顔でパウロが言った

「どうしたんだいパウロ?

そんなつらそうな顔をして」

リュウメイが心配そうに言った

 

「うぅ〜ん。
それがね。こうしてこちらの世界に現れて

リュウメイにいろいろな話をする

時間があまり無いんだ

だからこれから話す事はしっかりと

心のどこかにとどめてくれ」

 

「いやいや

急にあらわれたと思ったら

もう、消えていってしまうのですか?」

 

「すぐには消えないが、

いずれは消えることになる

何遍も言うが、この話は今後

賃貸経営に不安を感じた人たちに

大切な教えとなるのでリュウメイが代表して

聞いておいてくれ」

 

「代表してなんて大袈裟だよ。パウロ」

リュウメイは苦笑するのだった。

「話を戻そう

そう、私は賃貸経営というものを

舐めてかかって海原に漕ぎでだんだよ」

 

「大丈夫だったの?」

「うんうん

最初の3年はアパートメントも新しかったので

それなりに入居状況も良かったが…

5年経ち、10年経つにつれて

荒波にさらされたり、日照りの時を迎えたりで

その後は、例に漏れる事なく、私は遭難しそうになってあ

る無人島にたどり着いた」

 

「無人島に…」

リュウメイは聞き返すのだった。

 

「最初は食料も水も積んでいたのでどうにかなったが、そのうち全て無くなり、

見たことも無い木になるものや、飛んでいる鳥を捕まえて食べたこともあった」

「そんな事もしたんだ」

 

「そんな時に一隻の海賊船が島を通り、
海賊の親方が私を助けてくれたんだ

助かった…と心から喜んだものだ」

 

「え〜ぇ、海賊が現れたの…

で、どうなったんですか?」

 

2人の話は深夜まで長々と続くのだった

HONESTY ALWAYS COMES FIRST