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ドラゴンソリューションカフェFile001 フィルとティモシーの横濱アパートメント物語018

ドラゴンソリューションカフェFile001

 

魔女の人形とポストイットの山

何が起こるんだ…

 

ドラゴンはミネラルウォーターをテーブルに置くと、奥の方から、何か人形のようなものと山のように積まれたポストイットを持ってきた。

 

「こんにちはドラゴンです。

今日は私のいつものオンラインサロンとは違う

私が自分で選んだ人とそのお友達に来てもらっています」

 

「これはラウルに住む本物の魔女に作ってもらった魔女の人形です。

名前はロキシーです」

 

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ホウキにまたがった老婆のような魔女の人形がテープルの真ん中に置かれた。

 

「ロキシーは集まった人々をすべてフラットにして、その上正直者にしてしまう魔法をかけます」

 

と微笑みながら話すと、次にポストイットの山もテーブルの中央に置くのであった。

 

「まずは自分の好きな色の四角いポストイットとそのポストイットに合うペンを選んでください」

 

フィルは黄色のポストイットにブルーのペンを選んだ

 

「ここからもうその人のセンスが始まってるからね。

ポストイットに書いた文字が他の人に見やすくと言う配慮

があるかどうかだよね」

 

フィルはビクッとしてしまった。

 

「はははぁ ビクッとした人がいたぞ」

 

みんなが選び終わったのを見て次にドラゴンが言った

 

「今皆さんが丸いテーブルに座ってますね。

その左隣の人の似顔絵をこの四角いポストイットに

書いてください」

 

えっ似顔絵…

ティファニーは絵が下手なので、やだなぁと思いました。

 

「上手に書く必要はありません。

それぞれがソウル電波感じるままに

描けば、それでOKです」

 

「さて始まるよ

ロキシーのソリューションミーティング」

 

なになに…

ロキシーのソリューションミーティングって

ティモシーは思った

 

ワイワイガヤガヤしながら

それぞれの左隣の人の似顔絵描きが始まった。

 

普通は自己紹介から始まるミーティングとは

全然違うイントロダクションだ。

 

これが不思議で怪しいドラゴンワールドの始まりであった。