黒ねこ師匠プラトンと 7人の横濱アパートメント物語 基本編 voi01
僕の名前はプラトン
みんなには師匠と呼ばれている。
保護ねこのお世話をしている熱海のNPO法人「くすのき」さん
から白龍さんが僕を貰ってくれたのがこの物語のきっかけとなる。
野良ねこであった僕は
生まれてまもなくネコ風邪で片目を失い
くすのきさんに保護されて、しばらく仲間たちと一緒に暮らしていたが
運よく白龍さんの家で飼われる事になったのだ。
「なぜ、黒ねこの片目を失った僕を選んでくれたの?
中には縁起が悪いなどという人もいるのに」
と白龍さんに聞くと
「それはね。最初見た時に、時間はかかりそうだが
仲良くなれそうな直感が働いたんだ」
と彼はねこ語で僕に言った。
僕が言うのもおかしいが、こんなにいっぱい猫がいるのに
僕を選ぶなんて一風変わったおじさんだなぁと思うのだった。
もう、みんなは気づいていると思うが
白龍さんはねこの言葉が分かっているのだ。
そして、この白龍さんは
不動産コンサルタントを生業(ナリワイ)としていて弟子が数十人いる師匠だった。
そんなわけで僕は
師匠の白龍さんに飼われているねこだったので
白龍さんが天国に先に行ってしまった日から
一番弟子のドラゴンと一緒に住むことになり
名前もなぜかプラトンから師匠に変わった。
なぜ、ドラゴンと一緒に住むようになったのかというと
数十人いた弟子の中からなぜか一番弟子のドラゴンだけが
たったひとり、白龍さんと一緒でねこの言葉が分かるからだった。
まるで僕が白龍さんの権現だと思っているのか
僕のコトを師匠と呼ぶのだった。
僕は白龍さんが元気だったころいつも隣にいて
日向ぼっこをしながら
いろいろな人にアパートメントの空室対策のアドバイスをしたり
また、新築の建て替えの話をしていたのを聞いていた。
そのコンテンツは
新築では
・女性専用ヨーロピアンアパートメント『PRIMA』
・楽器を奏でる人のマンション『音楽マンション』
事業再生リノベーションでは
『Dragon Vintage』というブランドで
・ブルックリンスタイル
・ナチュラルスタイル
・ミッドセンチュリースタイル
・ヨーロピアンスタイル
そして、僕と一緒に住むことにより
白龍さんが考えてくれた
・ねこと気ままに暮らす『にゃんClass Vintage』
などから、賃貸経営の次の一手を導いていた。
その白龍さんが天国に行ってしまってからは
一番弟子のドラゴンが一門を事業継承して
「新賃貸の預言者」と名乗り、白龍さんの語って来たことをもとに
アパートメントの空室で困っている人に伝授する
オンラインセミナー「ホワイトドラゴンカフェ」
を運営している。
ドラゴンも歳を取ったのか、最近黒ねこの僕に
「師匠、こんな時白龍さんだったらなんて言うかな」
なんて聞くことが多くなってきた。
ドラゴンもそろそろ天国に行ってしまうのかな?
ドラゴンは
「本当は白龍さんの一番弟子は師匠で2番弟子が私ドラゴンだからさ 笑」
などと言って私を大切にしてくれているのだ。
さて、落語でいうマクラはこのへんにして
白龍さんの想いと教えをドラゴンと一緒にカタリベとなって
2022年のこの時に今の時代に合った内容で書き綴っていこうと思う。
物語のはじめは、正月の5日から始まる
第111回ホワイトドラゴンカフェのオンラインセミナーの様子から見てみよう。
【第一回 ホワイトドラゴンカフェ】
★賃貸経営 空室対策の4サイクル
「こんにちは オンラインセミナー講師のドラゴンです。
今回は初めての方もいれば、リピーターの方も参加してくれているようですね
ありがとうございます」
ドラゴンが開催しているオンラインセミナーは
少数精鋭で一方通行ではなく、キャッチボールのような
ディスカッションも入ってくるので
ドラゴンをいれて参加者は7人と決めている。
これをドラゴンは「マジックセブン」と言っている。
本当は僕も入れてマジックエイトなのだがね。
さて、今回の第111回の参加者の構成は
初参加者
フィル・ティモシー・ティファニー・イチロー
の若者4人と
ベテランオーナーの
リンダとタイガー
それに講師であり、ファシリテーターの
ドラゴン
これが今回のマジックセブンとなる。
今回もどんな意見が出て
どんなグルーブを生み出すか?
僕はドラゴンの隣で楽しませてもらおう。
さて、この続きはまた時間のある時に
笑顔同封 黒ねこの師匠プラトン